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中野研究室

外来リンパ浮腫患者に対するリハビリテーションSTUDY →戻る

リンパ浮腫は主にがんの進行や治療に続発する難治性の慢性症状であり,QOLを低下させる要因の一つです.リンパ浮腫の治療法としてスキンケア,用手的リンパドレナージ(フルスペルを記載MLD),圧迫療法,運動療法を組み合わせた複合的理学療法が行われます.特に圧迫下での運動療法はその効果が報告されており,我が国のガイドラインでも推奨されています.研究チームのメンバーも外来リンパ浮腫患者に対して圧迫下で自転車エルゴメーター運動を行うことが,即時的な下肢のリンパ浮腫軽減に効果があることを報告しています.しかし,リンパ浮腫患者に対して専門的な運動療法を提供する場は少なく,リンパ浮腫外来では運動療法は指導のみに留まることが多いようです.我々の目的の一つは,外来リンパ浮腫患者への運動療法を支援する多職種連携でのネットワークを長崎県に構築することです.その予備調査として,本研究では全国のがん診療連携拠点病院に対するアンケート調査を行っています.外来リンパ浮腫患者への運動療法の実態および課題を把握するためです. 



第24回日本緩和医療学会で発表した内容です.


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